リハビリテーションとは、なんらかの理由で低下してしまった状態を改善するように働きかけることを指します。怪我や病気をしたときに行うものという意味合いだけでしか扱われないこともありますが、本来の意味はこのようなものになっています。リハビリテーションには大きく分けて3つの種類に分けられると言われています。それは一体どのようなものになるのでしょうか。
まず挙げられるのが、理学療法士です。これは運動機能そのものの回復を目指しています。筋力トレーニングやストレッチを中心に、マッサージや電気治療温熱治療などを組み合わせて、本来の機能を取り戻すように働きかけるのです。
作業療法士は、理学療法士と趣が違って心身のケアをするのが目標となっています。運動というよりは、手芸やレクリエーションなどを取り入れて機能回復を目指すという特徴もあります。精神障害などによって失われた日常動作を取り戻すことが理学療法士とのちがいです。
現在注目されている言語聴覚士は、言語だけではなく飲み込むという機能にも着目している職業です。嚥下動作の低下は生活の質を落とすものであるため、このような専門職はますます求められることが予想されます。
リハビリテーションと一口に言っても、その種類は求められているものによって違います。それぞれに適切なアプローチを取れるということがプロのリハビリテーションだと言えるでしょう。そして、そのどれもが利用者の生活の質を高めるということに他ありません。